信州かくれ里 伊那山荘

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2011年 07月 18日

丹沢から伊那谷へ 

 自由と静けさのある大人の世界
 先日の爆弾低気圧による強風に、里山の境木になっている杉の大木が倒され、山道をふさぎ、隣のミカン山の木々をなぎ倒してしまいました。人の行き来のない 山道のこと、一週間たってもそのままです。倒木は沢山の花を付けていました。子供のころ杉鉄砲の弾にして遊んだものです。今は悪名高き花粉症の元凶です。 今年も花粉は多そうです。
 枝を落として、チェンソーで大木を輪切りにしましたが、重くて運びだす事が出せません。持てる重さにするためには丸太を半分に割らなければなりません。これだけで一日がかりです。一人の力などこんなものです。
  一人では何も出来ないので、「皆でやろう」が私たちの出発でした。ボランティア活動ですので利益を追求する会社と違って方針はありますが、細かな点は各人 の主体性に任されます。目的があって、手段は話し合いで決め、後はそれぞれが得意分野で活躍するのです。できる事を自ら探してやれば良いし、出来なければ 協働して、それでもできない事はやらなければ良いとしています。
定例活動への参加も自由、参加しなくても誰も言う事はありません。
 とこ ろが、時として、経験の少ない会員に頑張りすぎる人が現れるものです。そして、自分はこれだけのことをやったと誇らしげに語るようになります。さらに「オ レはこれだけやっているのに、あいつは何もしない」「オレがいなければ収穫できなかった」とエスカレートします。褒められたい、感謝されたいと思う心が あって、そこに裁きの目があり、他人に批判的になっています。「みんなが来ているのに、あいつは来ない」と批判された事を知った人は永遠に来なくなってし まいます。
 結局は、「自分の自由を、他の人も尊重してくれている」ことを理解できない頑張りすぎの人は、相手の自由を尊重しないで、しばし静けさ を破り、波風を立てて行過ぎます。必要以上に頑張らなければ、人は自由と静けさを十分味わう事が出来るものです。里山はそんな大人の世界です。
 杉の倒木を半分に裂いてベンチを造り山道の端に置いて見ました。青い杉の葉を片付け、枯葉を散らしてみるとベンチは以前からそこにあったように自然に溶け込みました。疲れが飛んで行きます。

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by okasusumu | 2011-07-18 15:27 | 里山逍遥


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