2011年 09月 20日
駒ヶ根高原美術館 (長野県駒ヶ根市) 駒ヶ根高原美術館は、駒ヶ岳千畳敷カールへの玄関口としてにぎわう駒ヶ根高原の観光スポット光前寺の入り口のすぐ隣にある。1993年に開館。池田満寿夫、藤原新也、草間彌生を常設展示する展示室、池田満寿夫展示室、草間彌生展示室、藤原新也「メメント・モリ」展示室がある。ほかにも現在活躍中の作家とロダン、ゴヤなど国内外の巨匠の作品約2700点を収蔵し、順次展示している。年に5~6回、企画展も開催している。 宝剣岳をイメージして造られた建物や木曽駒ケ岳の眺望は素晴らしく、音楽会・結婚式のできる多目的ホールもある。 『であい・いのち・ふたたび』をキャッチフレーズに「生きている美術館」を目指しているとあるが展示品とそのコンセプトが結びつかない。収集しやすいものを集めた感は否めない。 池田満寿夫の展示は、数は多くはないが池田の才能の豊かさを改めて感じさせる内容である。小品は、東京のデパートで何度となく開催されている。いやらしく感じたほうが良いと思われる作品群なのに、デパートで見たときに感じたいやらしさがなかったのはなぜなのか。 陶芸作品は、今まで見たこともない池田満寿夫にしかできない表現であった。 陶芸家が見たら稚拙に感じると思われるような作品だが壷のような形をしていて絵画やオブジェのように観る者を想像の世界へ駆り立てる不思議な魔力を持った作品であった。 その中に「縄文焼き」という手法で焼いた陶芸作品があった。 「野焼き」と書いてあったので、たぶん窯ではなくて野で焼く方法だと思うが池田の感性をそのまま土で表現したようなプリミティブな作品であった。 草間彌生はやはり好きになれない作家であった。
by okasusumu
| 2011-09-20 11:12
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梅、桜。桃の木の花の饗宴が終わると待っていたように凍土だった大地が芽吹きだす。数年前、雑草の中に数本あった花だが、背の高い草を採ると、増えだした。今やルピナスの丘だ。下の田に水が入る頃は美しい。 by okasusumu カテゴリ
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