信州かくれ里 伊那山荘

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2011年 08月 08日

イチイ(アララギ)

イチイ
 生け垣としてイチイが植えられている。近くの農家の生け垣に多い樹種でこの地域にあっているのかもしれない。なぜこの木が植えられたのかわからないが、視界を遮り、夏はよいとして、日差しの貴重な冬場、常緑樹のこの木は太陽を奪う。いつ頃植えられたのか成長が遅いこの木が、ある程度の太さになって土止めの役割を果たしており、視界、太陽を奪うからと言ってうかつに切ることはできそうにない。
 その木の枝下に赤い実が付いた。果肉を食べてみた。集めればジャムになりそうだ。
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ところが、この実(種)には毒がある。
有毒成分は,タキシン(taxine)というアルカロイド。
種を食べた人もいる。毒だと言えば「そんな馬鹿な」と驚きと不信の声を上げる。果肉だけなら問題はない。タキシンは果肉を除く全植物体に含まれている.子供が誤って種も飲み込んでしまうことで,アメリカではイチイがヒトの植物中毒の原因別ランキングで常に上位あるという。

中毒症状

海外ではイチイによる中毒の症例が数多く報告されているが,ほとんどが急性に経過し,死亡して初めて気がつくことも多いようだ.1981年に青森県で発生した牛のイチイ中毒では,元気消失,食欲廃絶,反芻停止,四肢の振戦,呼吸浅速,心音不正,心拍数減少,体温低下などの臨床症状が観察されている.

アララギ 
 この木をグループ名にした短歌結社があった。正岡子規門下の歌人らが集まった根岸短歌会の機関誌である。1908年(明治41年)に伊藤左千夫を中心に『阿羅々木』として創刊。翌年『アララギ』と改題されている。好きな歌人の多くはここにいた。

伊藤左千夫 古泉千樫 近藤芳美 斎藤茂吉 佐藤佐太郎 島木赤彦 釈迢空

 私は前田夕暮系列の「地中海」の同人だった事がある。しかし、学んだのは古泉千樫であり佐藤佐太郎であり島木赤彦であった。彼らの歌は 写実的、生活密着的歌風を特徴とし、近代的人間の深層心理に迫り、知性的で分析的な解釈をしていた。アララギに多くの影響を受けたことは間違いない。
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by okasusumu | 2011-08-08 10:52 | 山荘周辺の草花そして虫たち


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