信州かくれ里 伊那山荘

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2011年 07月 06日

栗の花

f0067937_20152495.jpg裏山の栗の木に、いっせいに花が咲きました。
白い長い花は、雄花、雌花は目立ちません。
全ての雄花の付け根にあるわけではありませんが
雄花の付け根の所に、5㎜ほどの小さな雌花がひっ
そりと咲いています。先端の白いところがめしべです。

 匂いはあまりよくありません。精液の匂いです。
裏山の栗は実を収穫する近郊型と違い大木です。栗の木の良さは、かつて枕木や土台に使われたように腐りにくいことにあります。我が工房は裏山に枯れて放置された栗の木を、今井棟梁がチェンソーで製材して土台と束に使用しています。
 里山保全活動があちこちで進められていますが、真剣に考える人たちが行き着くところが、里山の樹種です。かつて里山には産業がありました。クヌギやコナラを薪にそして炭にして金に換えていました。商品ですから労を惜しまず手入れをして、そして再生可能な資源として育て上げました。しかし、時代が変わり、燃料そして肥料が変ると里山のクヌギ、コナラは建築材にはりませんので雑木です。雑木に手を入れる奇特な人はいなくなってしまいました。そして半世紀、里山が荒れ始め、クヌギもコナらも萌芽更新が不能な大木になってしまいました。
 荒れた里山でボランティアが活躍し始めました。しかし、更新不能になった里山の木々をどうしたら良いのか手をこまねいています。桜が良いと言う人もあれば、活用を考えて今のままと言う人もいます。成り行きに任せて照葉樹の森にすれば良いと言う人もあります。
 さて、裏山の栗の大木です。秋になると猿が大挙してやってきては、たわわに実った実を我がもの顔に食しています。花はいやらしい匂いですが、春夏秋冬それぞれの美しさも見せてくれます。建築材としても利用されているこの木に眼が行かないのは、近郊で栽培されている木の印象からかもしれません。シバ栗の大木はクリタマバチにより全滅に近い状態にまでおいやられ、大木を見る機会がないのです。栗で里山に産業が起こるかどうかわかりませんが、手をこまねいて照葉樹の森にするより。三内丸山の縄文人のように栗を植えるの一つの方策だと思いますが如何でしょうか。
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by okasusumu | 2011-07-06 20:15 | 山荘周辺の草花そして虫たち


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